システムトレーダーとして知っておきたいMT4知識をお勉強するコーナー第2回です。
今日はFXONを見ていて気になったことを紹介します。
非常に大事な内容になりますので最後までお読み頂いた方が良いです。
全てのEAはどのブローカーのMT4でも使用可能です
FXONのコミュニティでこんな質問をよくみかます。
「このEAはForex.comで使用可能ですか?」
「このEAはBigBossで使用可能ですか?」
私が回答すると、プログラムでブローカー縛りを付けない限り
「はい、使用可能です。(ただし利益が出るかは分かりません)」
なぜ利益が出るか分からないかというと
ブローカーが違うとブローカーが提示する取引価格が変わるからです。
大抵のEAはある特定のブローカーの価格データを使用し最適化してます。
今は一般的にアルパリジャパンとTickstoryのデータを使用していることが多いと推測します。
なぜこの2社なのか?というと
長期間にわたり1分足やティックデータを提供しているからです。
つまり正確なバックテストが実現できるから。
本題に戻ります。
「はい、使用可能です。(ただし利益が出るかは分かりません)」
私が開発者さんをフォローすると
長期間にわたり正確にバックテスト確認できるのは「アルパリジャパンだけ」なので
他ブローカーの価格データが入手できない現在では確認のしようがありません。
十分にフォワードテストして利益が出るか確認して下さい。
ということなんです。
「購入したけどFXONのフォワードとも違う取引内容だし訳わからん」
って人も大勢見かけますが、単に勉強不足なだけです。
FXONのフォワードと同じ内容で取引したかったら同じブローカーを選択するしか無いんです。
更に細かい事を言うと
同じブローカーでもリアル口座サーバーとデモ口座サーバーで価格データが微妙に違うので
リアル運用での確証を得たい場合には
リアル口座運用のフォワードテストを探すしかないんです。
FXONのフォワードは全てデモ口座なので参考にしかならないんです。
アルパリ以外で信用できるブローカー
Forex.com
FXDD くらいです。
バックテストに必要な取引価格データをしっかり提供しているからです。
「低スプレッドのブローカーなら大丈夫です」
という開発者さんの言葉は信用しない方が良いです。
低スプレッドが有利なのは当たり前です。
価格データの食い違いの方が重大な問題ですから
あくまでも「バックテスト、フォワードテストした結果OK」です。
と約束してくれて最低限の安全が確保できます。