【EAチェック項目③】バックテストデータで見落としがちなロット数量


EAチェック項目の最後にロット数の確認があります。

同じようなタイプのEAがあったとすると総純益が多い方を選びたくなります。

 

しかしバックテストデータは開発者様から提出されたものなので

テスト条件がバラバラです。

 

似たようなEAの場合は

ロット数を頭の中で同じ条件に変換して考えなければなりません。

 

スキャルピングタイプ①

バックテストロット数1

 

スキャルピングタイプ②

バックテストロット数2

 

タイプ①では0.01ロット グラフ終値:約10900

タイプ②では0.10ロット グラフ終値:約12800

 

同じテスト期間ではありませんが

タイプ①は10倍して0.10ロットに頭の中で変換してください。

そうすると利益も最大ドローダウンも全て10倍になります。

利益だけで見ると グラフ終値:約19000 になります。

 

ロット数を揃えてあげるとEAを比較しやすいです。

そして1ヶ月あたりの利益を単純計算で出せばOKです。

 

fx-onさんではシステムトレードの実績を公開していますが

EAデフォルト値での運用結果です。

なので利益ランキングインしているEAであってもデフォルトのロット数が多いだけかもしれません。

逆に損失ランキングインしているEAであっても同じです。

 

さまざまな売買ルールでEAは作成されるので

一定の条件で評価するのは難しいところです。

ただし実運用する前にしっかりと検討する必要があります。

 

EA検索で純益率1位のEAを選べば良い

という単純な話だったら良かったのですが∩(´д`∩;)

 

自分の身銭を投資する訳ですから

納得できるまでデータを分析するようにしてください。

納得できるまで分析することによりEA成績が悪くなった時に

きっとあなたのマインドを支えてくれることでしょう!


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