kawasumiが本音でシステムトレードを考えるコラム第26回です。
kawasumi独自理論を好き放題に語ります。
本日のテーマ 「騙す奴が悪いのか?騙される奴が悪いのか?」
EAを探していてどれが稼げるEAなのか分かりにくくありませんか?
基本的に商売なのでどのEA(商品)も勝てますよ!アピールしているからです。
なので前回は
開発者自身が使ってなきゃ開発者自身が勝てないと思っているEA
売れさえすれば良いと思っている証拠
と説明させて頂きました。
今回はバックテストグラフで良いEAの判別方法を解説したいと思います。
バックテスト結果のグラフは形が大事!
勝てますよアピールしているEAを見ると大きく3パターンに分類できます。
①昔は勝てたが今では勝てませんね型
この形状の場合は「昔は勝てたが今では勝てませんね」というグラフです。
リーマン・ショックやアベノミクス相場など大相場で稼ぐEAの多くがこの山型です。
トレンドフォロータイプやスイングタイプもこの形になりやすいです。
また2000年や2005年からの長期対応を目指したEAもこの形になりやすいです。
開発者が言い訳に使う言葉でカーブティングとはこのようにリーマン・ショックなどの影響を受けまくったEAのことです。
こんな形状のEAは昔にばかり囚われ現在の相場が見えてないEAです。
こんなEAは将来も勝ち続けるとは思えません。
ユーザーが使いはじめる頃にはゴミになるでしょう。
②理想型
とにかく安定した右肩上がり一直線が一番理想的なEAです。
この形状の場合は「昔も今も変わらず勝っている」と判断できます。
1点だけ注意するべきポイントがあります。
「利確するまで絶対に損切りしないEA」でもこのグラフ形状を作成可能です。
MT4のバックテストでは含み損が分かりにくいのが難点です。
含み損が小さく、しっかり損切りも行い
この形状を実現している場合は使える可能性が高いです!!
③直近最適化詐欺パターン
この形状の場合は要注意です!
目先の利益だけを強調して売りつけてやろう!!というケースが多いです。
「こいつは人を騙そうとしている」と思いましょう。
1~2年程度の短期データでだけ勝てるEAを作るのは誰でもできます。
EAつくーるで適当な売買ロジックを組んでパラメータ最適化すれば楽勝です。
都合の悪いデータはユーザーに初めから見せなければ問題無い
事実このようなパターンは非常に多いです。
特に売れさえすれば良い売切販売型のEAに多いです。
直近最適化しているので1ヶ月や3ヶ月程度は好調なフォワード実績を叩き出します。
その好調なデータを武器に成績悪化するまでに煽って売りまくる訳です。
直近最適化でも6ヶ月生き残れば500本程度は販売できてしまいます(^_^;)
そして相場退場する→経験者が居なくなる→新規ユーザーが騙される→退場するという構図です。
開発者や販売者が100万とか500万とか販売利益を稼ぐためにユーザーを喰い物にしてユーザー全体で2000万とか1億とかEA運用損失出してたら日本ダメになるでしょ??
だから
開発者自身が使ってなきゃ開発者自身が勝てないと思っているEA
売れさえすれば良いと思っている証拠
私達ユーザーは喰い物にされている事実を受け止めて
しっかり勉強して騙されないように注意しましょう。