kawasumiが本音でシステムトレードを考えるコラム第6回です。
kawasumi独自理論を好き放題に語ります。
本日のテーマ 「専業トレーダーや脱サラに対する日本の壁」
専業トレーダーや脱サラを目指している方には大事な内容です。
分かりやすくお伝えできるか微妙ですが・・・
世間はアベノミクスに未だ騒いでいますが
中身はただ単に日本の資産を株につぎ込んだだけのことです。
次の策として「イノベーションが必要だ!」と安倍さんは連呼しますが
日本は新しいことに挑戦することが非常に難しい国になっているのが問題です。
歴史的にも多くの敗者がいて一部の成功者が生まれるのですから。
問題1 挑戦して失敗した時に「ただの馬鹿扱い」され失敗は絶対に許されない環境
これは分かりやすいですよね。
一回脱サラしました→失敗しました→再就職したいです→でも良い仕事無いです。
一回失敗すると同じ会社に戻ることもできませんし
次に良い仕事につけるか物凄く不安な社会です。
仕事を選ばなければ仕事はありますが、確実にブラックです。
ワーキングプアになり、生活保護受けた方がいいんじゃね?ってなりそう。
一番遊んだり挑戦できるのは「大学生だけ」じゃないでしょうか?
人生転落するのは物凄く早いです。
問題2 社会保障費が莫大すぎて国保がヤバイ!!
まず質問です。
年収400万のサラリーマン
年収400万の専業トレーダー
年収400万の脱サラ個人事業主
誰が一番手取り(所得)が多いでしょうか?
(年収とは税金とか引かれる前です。)
正解は「サラリーマン」です。
同じ年収ならばサラリーマンは超優遇されています。
最も美味しいのは「地方公務員」だとは思いますがw
私は公務員事情を詳しくは知らないので今回は省略しますが
市役所職員レベルが定時退庁、定期昇給できて下手な会社より待遇もよく
一番楽で美味しい人生だと思います。
同じ年収でも「健康保険」「年金」で大きな差が出てきます。
地域差や会社規模の差もあるかと思いますが
ざっくりシミュレーションしてみると・・・・
年収400万サラリーマンは
健康保険料1ヶ月あたり8,500円程度です。高くても22,000円程度。
年間10万円~26万円程度です。
あとはご自身の給料明細を確認してみてください。
月収20万~25万円くらい
ボーナス別途支給ではないでしょうか?
同じく年収400万の専業トレーダー、個人事業主は
国保になるので1ヶ月あたり40,000円程度になります。
国民健康保険料は年間48万円程度です。
もしも扶養家族が居る場合は国民健康保険料が年間60万とか70万になります!!
所得税はFXの場合20%で80万円取られます。
年金は年間18万程度取られます。
住民税は年間18万程度取られます。
個人事業主の場合は青色申告などで65万控除+経費申告で節税対策ができます。
年収400万円に対して税金関係だけで164万円程度は確実に取られます。
手元に残るのは400-164=236万円です。
月収にして19万円程度です。
もちろんボーナス無しです。
「ちっさい会社程度なら起業するな!!」
「年収1000万見込めないなら脱サラするな!!」
と、日本社会は告げいているのです。
同じ年収なのに手取りは全然変わってくる不思議な国なので
サラリーマンはストレスもありますが、給料が毎月支払われるので安定します。
結局、会社があなたの面倒をみているのです。
専業トレーダーや個人事業主は収入が安定しないのに
保険料や年金など社会保障費が高くなるし、質も悪くなるし良いことないですよ。
だ~れも守ってくれません。
なので
毎年1000万円くらい利益を出せるようになるまでは
我慢してサラリーマンしながらトレードするのがベストなのです。
自称専業トレーダーになるのは簡単ですが
投資用資金とは別に最低でも貯金1000万円は無いとすぐ生活に行き詰まる可能性が高いです。
システムトレードの場合は年1000万稼ぐポートフォリオと運用資金が必要です。
安全運用を考えると運用資金1億円で年1000万円稼ぐというイメージです。
それまではサラリーマンしてた方が得です。
かなり有名なトレーダーでも
セミナーを開催したり、手法マニュアルを販売したりしてるのは
思い描くような生活が出来なかったからだと思います。
年200万~400万程度トレード収入あれば生きていけるなんて甘い話では無いのです。
一番最初の話に戻ると
「日本の借金が無くならないとイノベーションなんか起きる環境は整わない」
という結論でした。
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